A1. 土壌改良固化材「ハーデン」は、セメント未配合の非セメント系固化材なのでセメントは全く入っていません。
平成12年の建設省通達による六価クロム溶出試験は、適用除外で、必要ありません。
(発注者によっては、バックデータとして残すため試験を行うこともあります。)
A2. それぞれの泥土により、添加量は違うので想定はできません。ハーデンはそれぞれの対象土に対して配合試験を行い、対象土に合った最適添加量を求めて対応いたします。
A3. 土を提供いただく事で、推察、提案は可能です。
自社内に一軸圧縮試験等行える機器があり、対象土の粒度、含水率等を考慮し、弊社にて「数種類のハーデン」での配合試験が行えます。
強度、ご予算に合わせて、商品、コストに見合うご提案が可能です。
A4. バックホウの大きいものほど硬い地盤を掘削出来ます。
0.7バックホウでは、コーン指数qc=2,500kN/㎡程度の地盤は問題なく掘削出来ます。
(コベルコ建機㈱よりの技術情報)
A5. 締め固めた土のコーン指数試験JSF T 716 コーン指数 qc(kN/㎡)を求めるために行います。
円錐形のコーンを付けた試験器を、土の中に差し込み、その時の貫入抵抗値を測定することです。
土が固くなると、貫入不可能(測定不可能)となるので、一軸圧縮試験と併用して行うことが多い。
A6. 原土に対して10%のハーデン添加で2%程度の体積増加となります。
原土1.0㎥にハーデンを100㎏/㎥添加混合すると、改良土は、1.02㎥程になります。
A7. 添加量が少ない場合、固化反応が起こっていない原土が水を含んで、全体として再泥化の状態になる可能性はあります。
A8.
対策としては、
1. テントあるいは防風ネット等の覆いの中で混合を行う。
2. プラント及び改良機により混合を行う。
(改良機の改良材投入口は、シ-ト覆いを設置する)
といった対策が必要になります。
現在も粉塵抑制タイプの製品は、開発中です。
A9. 原土の含水比、粒度、有機物の含有等が複合的に作用して、場所ごとに違いが大きく変わってきますので、簡易配合表はありません。
対象土を提供いただければ、簡易的なアドバイスも可能です。