高含水土の再利用も可能にする工法
土壌改良において、セメント系や石灰を利用する固化方法は、六価クロム溶出や高アルカリなどの問題が指摘され、これらの課題に対応する新たな固化材の開発が要求されてきました。そのような要求に応える本工法は、非セメント系で環境にやさしい改良固化材「ハーデン」を使用して、建設泥土や有機質泥土を利用目的に合わせ改良し、要求する強度も確保できます。環境面での安全性や現場での施工性も優れ、泥土や高含水土の再利用も可能にする工法です。
〈主な用途〉
軟弱地盤、港湾・河川・池沼の堆積泥土、浚渫土、掘削発生土、シルト質土、粘性土、有機質堆積土、高含水泥土など。建設汚泥の有効利用にも適応できます。
ハーデンの特徴
リサイクルは時代の要請であり、建設分野における泥土・汚泥や残土の有効活用は、昨今のリサイクル社会の中で重要な課題となっています。
ハーデン工法は、この課題の解決に貢献し付加価値を生み出します。
添加量決定プログラム
株式会社アグロジャパンでは、ハーデンを用いた改良工事における添加量決定配合試験に対応します。4項目の調査・試験を元に現場条件毎の最適な工事プランをご提案します。
1 土質情報
対象土の土質種類、粒子構成、有機質分の割合、繁殖微生物の有無、土壌pH、有害物質の有無、改良土の使用用途や目標強度・pHなど
2 現場条件
現場環境の水位・湧水・流入水・たまり水、作業環境の地盤・作業スペース・地形、隣接地条件など
3 機械選定
バックホウ普通バケット・バックホウスケルトンバケット・バックホウバケットロータリー、スタビライザー、移動式改良機、設置型改良プラント、施設改良センターなど
4 室内試験
対象サンプル土を使用して密度試験・含水比試験・1軸圧縮強度試験などの物性試験や、土壌環境基準に基づく有害物質の溶出試験・組成分析試験・pH試験などの化学試験
室内配合試験
改良材は室内配合試験により、改良目標品質に対しての最適添加量が決定されます。一般的には、改良材を使用しての土質改良には、1軸圧縮強度試験を用いて添加量を決定します。
アグロジャパンの試験室では、密度試験・含水比試験・一軸圧縮強度試験・コーン指数試験・pH試験などの試験機器を保有し、現場のご要望に対応致します。
かんたんお試しキット 今すぐお申し込み下さい!
このキットは、ハーデンをご検討のお客さまに実際の固化性能をテストしていただくためのお試しキットです。
泥土がどのように改良され変化していくか、また添加量によって改良具合がどのように違うか、お客さま自らの手で簡単に確かめることが出来ます。
(ハーデンMのみ)
